田舎役場職員の遠吠え

Almost anything you do will be insignificant, but you must do it.

複式簿記も知らないくせに…

来月に入れば、多くの市町村役場で定例監査が始まると思います。

私の町の場合、監査を行う監事さんは2名で、1名が一般の方、1名が議会から選任された町議会議員が任命されています。

市役所クラスの監事さんなら、公認会計士が一般的だと思いますが、私の町では、70歳を過ぎた元農家の方が務めています。

もちろん、農家さんの中にも、元SEの方や、元税理士、たまに元国家上級公務員の方もいらっしゃるので、農家という理由だけで行政機関の監事に向いていないという訳ではありません。

が、残念ながら私の町の監事さんは、議会議員さんと同様に、農業しか知らない方が就いておられます。

個人的な好き嫌いを言えば、一般人の監事さんは人柄も良くて、とても話しやすく、気のいいおじいちゃんなので、人としては好きです。

議員の監事さんは、プライドが異常に高く、自分が経営している牧場の利益に関係することしか質問しない強欲爺さんなので、あまり好きではありません。

で、この監事さんたちが、役場の伝票や書類を見ながら、適正に予算(税金)が支出されているかを確認していくのですが、やっぱり、会計や行政の基礎知識がない節穴の目では役場のプロの嘘を見破ることはできません。

そもそも、役場の会計というのは複式ではないので、隠そうと思えば隠したい放題でもあり、きっとだれが監事になっても大差ないのかもしれません。

しかも、市町村の水道事業会計というのは(水道代とかの関係です)、企業会計複式簿記)で行わなければならないのに、PC入力するだけで決算書まで出来上がるので、誰も簿記の仕組みさえ知りません。

結局、よくよく聞いてみれば、役場職員の中で複式簿記が理解できるのは、数百名分の1(私)だけということが判明し、二度ビックリでした。

これじゃあ、この田舎役場の不正が暴かれるのは、まだまだ遠い未来のようです。

 

 

なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?

なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?