田舎役場職員の遠吠え

Almost anything you do will be insignificant, but you must do it.

財務会計規則(需要費・消耗品費)

どこの会社でも、文房具なんかの買い置きがあることと思いますが、役場にも大量の買い置きがあります。

最近になってようやく持ち出す際に、係名と氏名を記入するようになりましたが、それでも、記入さえすればいくらでも持ち出すことが可能です。

当然、どんぶり勘定のため在庫数もわからず、持ち出す個数と突合されることもありません。

総務課にいた頃、毎日のように事務用品を取りにきていた部長さんがいました。

通常なら、どこの課でも下っ端の係員が取りに来るのですが、部長が自ら、しかも毎日取りに来ているので、結構、目立っていました。

持っていくのは、ガムテープが多かったような気がしますが、部長の業務として使うことは考えづらいので、自宅用のストックだったんでしょうか。

その後、その部長さんは副町長になられたんですが、1年も経たない内に、癌でご逝去されてしまいました。

 

任期中のほとんどを入院生活で過ごし、その間も、毎月70万円の給料をもらい続け、ボーナスや退職金も支払われ、おまけに業者からのお見舞い金も辞退することなく、なんと数千万円集まったと聞きましたが、さすがにあの世にまでは持っていけなかったようです。

ご愁傷さまでした。

亡くなってすぐに若い息子さんが、こんな田舎町では誰も見たことのないような高級外車を乗り始められたことは、いつも話のネタとなって、みんなを笑顔にしてくれています。

どうぞ安らかにお眠りください。

 

 

銭ゲバ 上 (幻冬舎文庫 し 20-4)

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