田舎役場職員の遠吠え

Almost anything you do will be insignificant, but you must do it.

地方議会議員選挙の裏側

大学に入った頃の話。

選挙の手伝いというバイト募集の連絡が学生寮に入り、必須だという説明会に、5~6人の寮生で参加しました。

時間は、夏でも暗かったので、20時くらいだったと思います。

集められた集会所には50人近い人達が畳に座っていて、年齢層もバラバラでした。

やがて正面に3人ほどの方が立ち、そのうちの1人が立候補者の方でした。

その後、1時間近く演説を聞き、バイトの説明会は終了しました。

 

そうです、演説を聞くことが、説明会の参加でした。

報酬は、1人1本のウイスキーサントリーオールド)。

当時は高くて手が出ないウイスキーだったので、喜んで帰ったことを覚えています(まだ19歳でしたが)。

それが選挙違反だったことは、役場に入って選挙に携わるようになって初めて知りました。

 

実はこのアルバイト、次の日が本番でした。

集まった人たちは、5人1組になって、ワンボックスカーに乗り込みます。

そして、それぞれ投票所へ。

最初の投票所に着いたときに、バイト内容の説明がありました。

「今から1枚づつ投票券を渡すので、○○さん(昨晩、演説をした方)の名前を書いてきてください。」とのこと。

いくらなんでも、それはマズイんじゃない?という目で問いかけたんですが

「大丈夫です。年齢は皆さんと同じくらいの方の投票券を渡しますし、身分証明書などは必要ないから何も言われません。」

いやいや、そうゆう意味じゃなくて、これ選挙違反なんじゃないかと思うんですが、と目で訴える私。

「投票券の持ち主の方からも、ちゃんと委任を受けています。何もやましいことはありません。やむを得ず投票に行けない方の意思を市政に反映させるために、代わって投票するだけのことですから、問題ありません」

と、押し切られてしまいました。

 

結局、その○○さんはトップ当選だったそうですが、私にとってこれが生まれて初めて、大人レベルでの、違法行為となりました。

今でもこんなこと、まだやってるんでしょうか。

 

 

 

 

そうだったのか!  選挙の?ナイショ話

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